哲学とアートのための12の対話 2024

土曜の放課後
After School on Saturday

第二回 ゲスト対話1

佐伯啓思 x 吉岡洋

第二回 ゲスト対話1 佐伯啓思 x 吉岡洋

日時:2024年5月25日(土曜日) 午後2時〜4時
会場:京都市立芸術大学「講義室12」(A会場)
参加者:42名

テーマ:〈日本〉について考えてみる
ゲスト:佐伯 啓思(さえき けいし)

日本とは何か? 当たり前のことだが、それは私たちの多くが国籍として所属する一つの国家です。でもそれだけでは、日本について考えたことにならないでしょう。
地理的には日本は東アジアにあり、「極東」と呼ばれたりしますが、それは大西洋を中心に置く世界地図における位置付けです。そのことをどう考えるか。時間的にみると、私たちにとって明治以前の日本はほとんど時代劇の世界ではないでしょうか。そしてその明治すらも、「明治は遠くなりにけり」(中村草田男)と歌われたのがもう94年前(昭和6年)です。
日本は、明治以降は主としてヨーロッパを、1945年以降はアメリカをお手本にして、突っ走ってきました。私たちのどれくらいが、いまだに「戦後」という時代感覚を持っているでしょうか? その一方で、世界はすっかり変わってしまった、20世紀までの常識でもはや何も理解できないとも感じているのではないでしょうか。
〈日本〉というテーマを突きつけられると、いまだに私たちはつい身構えてしまい、自分の「立場」を示せと言われているように感じます。自分の国について考えるのに身構えてしまうとは、考えてみるとおかしなことです。対話の第一回では佐伯啓思さんをお迎えして、〈日本〉について身構えることなく考えうる道筋を、探ってみたいと思います。


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