日時:2024年7月13日(土曜日) 午後2時〜4時
会場:京都市立芸術大学「講義室12」(A会場)
参加者:50名
宗教、生や死の意味、超越や神の存在といった話題について、「雑談」するなんて不謹慎!と言う人もおられるかもしれない。けれど、そうではないと思う。宗教に関わることを特別視し過ぎて、非日常に追いやってしまう方が、むしろ危険なのではないだろうか?
次回は、宗教と現代社会との関わりについて数多くの発言をしてこられた宗教学者の島薗進先生をお迎えして、〈神さま〉とそれをめぐるいろんなトピックについて雑談を試みたいと思います。(吉岡洋)
1948年東京生まれ。1977年東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。東京大学文学部宗教学宗教史学科教授、同大学院人文社会系研究科教授、上智大学大学院実践宗教学研究科研究科長・教授、同グリーフケア研究所所長、同モニュメンタニポニカ所長を経て、
現在、大正大学客員教授、龍谷大学客員教授、上智大学グリーフケア研究所客員所員、NPO東京自由大学学長、東京大学名誉教授。
主な著書に、『現代救済宗教論』(1992、青弓社)、『精神世界のゆくえ』(東京堂出版、1996、秋山書店、2007、法蔵館、2022)、『ポストモダンの新宗教――現代日本の精神状況の底流』(2001、東京堂出版、2021、法蔵館)、『<癒す知>の系譜-科学と宗教の狭間』(2003、吉川弘文館)、From Salvation to Spirituality(2004, Trans Pacific Press)、『いのちの始まりの生命倫理』(2006、春秋社)、『宗教学の名著30』(2008、筑摩書店)、『スピリチュアリティの興隆 新霊性文化とその周辺』(2007、弘文堂)、『国家神道と日本人』(2010、岩波書店)、『日本仏教の社会倫理』(2013、岩波書店)、『日本人の死生観を読む』(2012、朝日新聞出版)、『現代宗教とスピリチュアリティ』(2012、弘文堂)、『つくられた放射線「安全」論』(2013、河出書房新社)、『倫理良書を読む』(2014、弘文堂)、『いのちを“つくって”もいいですか』(2016、NHK出版)。『宗教を物語でほどく』(2016年、NHK出版)、『ともに悲嘆を生きる』(2019、朝日新聞出版)、『新宗教を問う』(2020、ちくま新書)、『戦後日本と国家神道』(2021、岩波書店)、『教養としての神道』(2022、東洋経済新報社)、『なぜ「救い」を求めるのか』(2023、NHK出版)、『死生観を問う』(2023、朝日新聞出版)。