この講座は、2024年4月から2025年2月まで12回にわたり開催されます。以下のスケジュールのように、全5回の「ゲスト対話」は毎回異なったゲストをお呼びし吉岡洋との対談を行います。その狭間に開催される「話す会」では、「ゲスト対話」でのテーマを中心に吉岡洋への質問や参加者間の対話の場を設けます。開催会場はそれぞれ異なりますのでご注意ください。
2024年4月〜2025年3月 午後2時〜4時(受付開始:午後1時30分)
※受付が混雑しますので、開始10分前にはお集まりください。
※「話す会」は直前の回の「ゲスト対話」の内容を話題にする予定です。
基本、該当するゲスト対話に参加された方を対象に考えています。
開催日 | 内容 | 会場 | |
---|---|---|---|
第1回 | プレ講座 | A会場 | |
第2回 | 5月25日(土) | ゲスト対話1 (佐伯 啓思) |
A会場 |
テーマ:〈日本〉について考えてみる(仮) | |||
第3回 | 6月15日(土) | 話す会 | B会場 |
第4回 | 7月13日(土) | ゲスト対話2 (島薗 進) |
A会場 |
テーマ:神はどこにいるのか?(仮) | |||
第5回 | 8月 3日(土) | 話す会 | B会場 |
第6回 | 9月14日(土) | ゲスト対話3 (未定) |
A会場 |
第7回 | 9月28日(土) | 話す会 | B会場 |
第8回 | 11月 2日(土) | ゲスト対話4 (未定) |
A会場 |
第9回 | 11月16日(土) | 話す会 | B会場 |
第10回 | 1月11日(土) | ゲスト対話5 (未定) |
A会場 |
第11回 | 1月25日(土) | 話す会 | B会場 |
第12回 | 2月15日(土) | 放課後の後で | B会場 |
会場A:
京都市立芸術大学 C棟5階「講義室12」(C-523)
※ C棟西側入り口からエレベーターで5Fにお上がりください。
◎交通アクセス
地下鉄烏丸線・JR各線・近鉄京都線「京都」駅下車 徒歩6分(A棟まで)
京阪電車「七条」駅下車 徒歩6分(I棟まで)
市バス 4、16、17、81、205、南5号系統 「塩小路高倉・京都市立芸術大学前」下車すぐ
※駐車場・駐輪場はございませんので、近隣の有料パーキングをご利用ください。
〒600-8601 京都市下京区下之町57-1
京都市立芸術大学
Tel:075-585-2000
大学構内案内図
会場B:FRAME in VOX
※ MEDIA SHOP前(建物に向かって左側)の階段またはエレベーターにて、3Fまでお上がりください。
◎交通アクセス
バス:「河原町三条」各停留所より徒歩1〜5分
京阪線:「三条駅」6番出口より徒歩5分
地下鉄東西線:「三条京阪駅」2番出口より徒歩5分
阪急線:「京都河原町駅」3B出口より徒歩7分
※駐車場・駐輪場はございませんので、近隣の有料パーキングをご利用ください。
〒604-8031 京都府京都市中京区大黒町44 河原町VOXビル 3F
FRAME in VOX
Tel:075-748-1581
講座参加費:1,000円/回
※ 前日までに以下の「参加申し込みフォーム」からお申し込みください。
※ 定員超過の場合、参加をお断りする場合があります。
※ 参加費は当日、会場受付にて頂戴します。
※ 京都市立芸術大学、京都芸術大学の学生は無料です。
記録映像視聴:3,000円/5回
※ 5回のゲスト対話の記録映像をネット上で視聴いただけます。(配信は6月以降となります)
※ ご希望の方は下記の「映像視聴希望申し込み」からお願いします。視聴費は講座日でのお支払い、あるいは銀行振込となります。
※ 京都市立芸術大学、京都芸術大学の学生は無料です。
趣旨:
日本とは何か? 当たり前のことだが、それは私たちの多くが国籍として所属する一つの国家です。でもそれだけでは、日本について考えたことにならないでしょう。
地理的には日本は東アジアにあり、「極東」と呼ばれたりしますが、それは大西洋を中心に置く世界地図における位置付けです。そのことをどう考えるか。時間的にみると、私たちにとって明治以前の日本はほとんど時代劇の世界ではないでしょうか。そしてその明治すらも、「明治は遠くなりにけり」(中村草田男)と歌われたのがもう94年前(昭和6年)です。
日本は、明治以降は主としてヨーロッパを、1945年以降はアメリカをお手本にして、突っ走ってきました。私たちのどれくらいが、いまだに「戦後」という時代感覚を持っているでしょうか? その一方で、世界はすっかり変わってしまった、20世紀までの常識でもはや何も理解できないとも感じているのではないでしょうか。
〈日本〉というテーマを突きつけられると、いまだに私たちはつい身構えてしまい、自分の「立場」を示せと言われているように感じます。自分の国について考えるのに身構えてしまうとは、考えてみるとおかしなことです。対話の第一回では佐伯啓思さんをお迎えして、〈日本〉について身構えることなく考えうる道筋を、探ってみたいと思います。
※ 会場は、A会場(京都市立芸術大学C棟5階)です。
【お問い合わせ】
12の対話・実行委員会(TWD)
Tel:090-3273-0860(安藤)
※定員超過の場合参加をお断りする場合があります。できるだけ前日までにお申し込みください。
※申し込み後に欠席される場合は、実行委員会あてに連絡をお願いします。
※記録映像配信は6月以降となります。
※配信が可能になった時点でアドレスをお知らせします。
※京都市立芸術大学、京都芸術大学の学生は無料です。
1956年京都生まれ。京都芸術大学文明哲学研究所教授。京都大学名誉教授。専門は美学芸術学。甲南大学教授、IAMAS(情報科学芸術大学院大学)教授、京都大学大学院文学研究科教授、京都大学こころの未来研究センター教授を経て、2022年4月より現職。日本記号学会元会長、美学会前会長、日本学術会議哲学委員長。
主な著作物(著書、共著、編著)としては、『情報と生命―脳・コンピュータ・宇宙』(室井尚 と共著、新曜社ワードマップ、 1993)、 『〈思想〉の現在形―複雑系・電脳空間・アフォーダンス』(講談社選書メチエ、 1997)、 『情報の宇宙と変容する表現』(共著、京都造形芸術大学 編、2000)、 『文学・芸術は何のためにあるのか?』(編著、東信堂、2009年3月10日)ほか、 美学芸術学、現代思想、メディア文化論に関する論文多数。
編集に関わる活動としては、京都芸術センター刊『ダイアテキスト』 (2000-2003)、山口情報芸術センター(YCAM)刊『ヨロボン』(2008)「PARASOPHIA 京都国際現代芸術祭」(2015)半公式フリーペーパー『パラ人』1-5号、『ポワゾン・ルージュ』1-4号を刊行。
美術企画に関わる活動としては、「SKIN-DIVE」展(1999)企画メンバー、「京都ビエンナーレ」(2003)、「岐阜おおが きビエンナーレ」(2006)総合ディレクター。「文化庁世界メディア芸術会議」(2011-2013)座長。制作活動としては、伊藤高志、稲垣貴士、小杉美穂子+安藤泰彦と共に、作品「BEACON」(1999-2020)プロジェクトチームメンバー。
制作活動としては、伊藤高志、稲垣貴士、小杉美穂子+安藤泰彦と共に、マルチメディア・イ ンスタレーション作品「BEACON」(1999-2020)プロジェクトチームメンバーとして、これ まで7回の展示を行い、その中で主として作品のコンセプト、テキスト部分を担当してきた。
WEB: ネット上で参照可能なテキストおよび動画へのリンクは、 https://scrapbox.io/tanu-text/ および https://scrapbox.io/tanu-video/ にまとめてある。
主催:12の対話実行委員会(TWD)
(植田憲司、吉冨真知子、谷本研、二瓶晃、由良泰人、大西宏志、室井絵里、安藤泰彦、小杉美穂子)
共催:京都芸術大学 文明哲学研究所、京都市立芸術大学 加須屋明子研究室
協力:FRAME in VOX/株式会社デンキトンボ